車好きの車酔い

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BMW 試乗記

BMW 3 Series Sedan 320i (E46)

投稿日:2016年10月18日 更新日:

3シリーズセダン(E46)
320i ’15/06乗車
5AT 2.0L自然吸気
運転席 助手席

ディーラーの代車でした。
タイミングの問題で、「これしか残って無くて」とのことでした。
何年式か確認しませんでしたが、製造期間(1998~2007)と状態を考えて大体15年落ちくらいかと。

古い車でしたが乗り心地は上々。
古いせいなのか、セッティングなのか、理由はわかりませんが、サスペンションは柔らかめ。
衝撃は吸収してくれますが、若干ロールは大きいです。
ただこの世代の国産車のように、いつまでもぐわんぐわん揺れ続けたりはしないです。
逆に足が柔らかい分、道の凸凹による小刻みな揺れが無いですね。
カーブでのロールや荒れた道のようなところさえ気をつけていれば、比較的酔いづらいモデルかと思います。

開放感は、古いセダンですし、期待できません。
内装の色調も全体的に重いです。
エアコンは意外と効きました。
個体差なのか、モデルの特徴なのかわかりませんが。

室内は普通に広く、FRなので、後部座席の中央の足元は盛り上がっていましたが、窮屈な感じはしないと思います。
普通に一家4人で乗るには十分。
身をかがめていたせいで気持ち悪くなるということも無いでしょう。

今なら50万以下で買えることを考えても、ファミリーの足車とかにはいいじゃないですかね。
比較的酔いづらく、積載量も必要十分です。
世代的に故障の恐れはありますが。

さて、ではドライビング。
エンジンは直6NA2.0Lとは思えないほどパワフル。
エンジンにM52かM54のどちらを搭載しているかは年式を確認しなかったので、わかりませんが、2Lでも日常使用ならパワー的には十分。
吹け上がりも直6なので非常にスムーズ。
スカッと早いわけではないですが、とてもジェントルに気持ちよく走ってくれます。

トルコンはBMWのセッティングなので滑らかですが、滑ります。
基本的にBMWはこういう傾向のセッティングですね。
あえて滑らせて変速ショックを減らす。
これは現行モデルでも同じですね、さすがにロックアップの有無や、変速時間は変わっていますが。

そしてボディはガチガチ、古くなっていても剛性感は失われていませんでした。
ドイツ車のこの剛性感ってなんなんでしょうね。
同世代の日本車とかもうボディがふにゃふにゃのヨレヨレなのに。
その割に重さもそんなに感じませんね。

この走りの良さ、3シリーズがスポーツセダンのベンチマークと呼ばれるのもわかります。

ただ内装はちょっと問題です。
あまりにも古臭く地味。
祖父が7代目のカローラに乗っているんですが逸れに比べても地味な気がしますね。
さすがにカローラは割り切ったつくりですが。

そして内装がなんだかべたべたすることも。
古い輸入車に多いらしいんですが、日本は多湿すぎて樹脂の表面が加水分解してくるらしいですね。
それでべたべたすると。最近のはしなくなっているらしいですが、この3シリーズだとまだするようです。
自分のZ4はべたべたしないので、2000年頃に見直されたんでしょう。個体差の可能性もありますが。
で、このべたべたですが、対策はネットに溢れかえっているので、たいした問題では無いでしょう。
専用の洗剤や、磨いてくれる内装業者、アフターパーツといろいろあるので何とかなると思います。

実用性も問題なし。
トランクもしっかりありますし、後部座席もセダンなので大人が座れます。
横幅も約1740mmとコンパクト。
FRなので小回りも効きます。
全体的に隙がありません。

さすがに古いので、インフォテインメントはラジオが付いているくらいですが、そのあたりはご愛嬌。
最近はスマートフォンのナビの方が優秀なのでそちらを使う人のが多いですし、AUXの後付はそんなに難しくないです。

乗り出し30万くらいからであるので、車の素性を考えると非常にコスパはいいんじゃないでしょうか。

例えば田舎に単身赴任一年することになったとか、免許取立ての一台目に、みたいな乗る機会はそこそこ多いけど長くは乗らない。
そういうときには安くて性能良くて実用性もあり、人も乗せれるということですごくいいと思います。
エンジンの気持ちよさ、ハンドリングの素直さに惚れ込んでマニアになる人も居ます。
そういう素性のよさは古くなっても消えません。
運転支援などの電子装備のなさや、安全性への懸念などからファーストカーには新しいものをという人でもちょっとした足として使うことも出来ますし、ぜひ選択肢に加えて欲しい一台ですね。

あとすこし思ったこと。
前に乗った現行の4シリーズはこの車の延長上にある車だなと思いました。
乗ったのはカブリオレでしかも2ドアの4シリーズ(現行世代から3シリーズの2ドアモデルは名前が4シリーズに)。
それでも、エンジンのフィールやハンドリングの味付け、乗ったときに感じる雰囲気は、時代の新旧があるものの、同じシリーズだと感じました。
4シリーズカブリオレは最新装備満載でしたが根底は変わっていない気がします。
モデルチェンジでまったく変わってしまう車も多い中、伝統を感じさせるキャラクターというのもいいですね。

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    自動車産業の県出身です。
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