Mercedes・Benz C 180 AVANTGARDE
’15/8 7AT 1.6Lターボ
運転席/後部座席
ベンツは酔いづらい車が多いと思うんです。
固めの足回りによる突き上げがピンポイントで苦手という方はダメかもしれませんが。
最近のモデルはそのあたりも改善されてきているという意見もありますし。
というわけでC-class(W205)、2015年に登場した新型です。
今回、運転席と後部座席に乗りまして、とても良く感じました。
まず車酔い目線ですが、とても酔いづらいと思います。
通気性や、開放感あたりはセダンとして一般的なレベルです。
ですが、自動車業界で音振と言われる部分。騒音や振動、ガタピシ感に関しては非常に小さいです。
足回りですが、ふわふわとせずカーブでロールしない硬さと、突き上げを感じさせないしなやかさを兼ね揃えたセッティングになっています。
固めの足回りによる安定性はドイツ車の流儀ですが、道の凸凹によるガタガタ感をしっかりいなしていて、不快感はありません。
このあたりはホイールがオプションのものに変わってしまうとダメになってしまうこともありますが、この車の素性としては抜群のものを持っていると思います。
エンジンの振動もほとんど感じられず、非常に上質な乗り心地になっています。
ボディも非常にしっかりしており、まさに鉄の箱です。
騒音もとても抑えられていて、それに起因する不快感などもありません。
結果、非常に酔いづらい車だと思います。
次に車評です。
今回乗ったのは1.6LターボのC180ですが、1.6Lでも非常にパワフルに走り出します。
確かにスポーティーさはありませんが、1.6Lという排気量からは想像できない走りをします。
トルクが太く、9速ATの性能もあり、非常にスムーズに発進できます。
とくにトルクの太さは目を見張るものがあり、雑にアクセルを踏むと勢いよく飛び出ます。
ブレーキも良く効くのので、勢いよく飛び出してはガツンとブレーキを踏み、ガックンガックンなんてことに。。。笑
まるで大排気量のNAのようなフィーリングでターボラグなどはまったく感じません。
変速も非常に滑らかで、上質。
全体的にパワートレインの出来は非常に高いと思います。
ハンドリングもベンツらしい重厚なものですが、非常に自然な感覚です。
スポーツカーのようなキレがあるタイプではなく、しっかりとしたコンフォート系のセダンとしてのフィーリング。
感覚と挙動が一致しています。
ボディの剛性感はハンパなく、ガチガチ。
そのあたりはまさに高級車。
C-classといえどもバカにできません。
インフォテインメントも画面が見やすいですし、綺麗な発色。
車内の静穏性が高いので、オーディオも映えるでしょう。
この辺りNVHに関してはダンチ。
さすがにロールスとかとは比べられませんが、価格を考えるとこの出来は驚異的。
工業製品的なガサツさがないんですよね。
良くも悪くも工芸品なのかも知れませんが。
でも本当に段違いの完成度。
全てが高次元でまとめられていて、このクラスのこのジャンルのとしてはベストバイだと思います。
不安を感じる小排気量も、実際に乗ってみると実用レベルでは全然問題なし。
早いのが欲しいのであれば上のグレードへ。
すばらしい車です。