Mazda Demio 13S
6AT ’15年/2月
運転席
現行デミオのガソリンモデルになります。
諸事情ありまして、2日間ほど乗り回しておりました。
まず、車酔いしやすさですが、100点満点中の70点くらいの感じです。
明らかにヴィッツよりは酔いにくいです。マーチ相手だとちょっとわからない。
それくらいの感じです。
このクラスの国産コンパクト(Bセグ)の中では比較的サスペンションが固めです。
欧州車ほどではないですが、コシがあり、常にふわふわしているような車とは違います。
感覚的には以前乗ったMercedes-Benz CLA 250 4Matic的なフィーリングかな、と。
固めの足回りですが、あたりは柔らかいので、常にガタガタしているわけではありませんが、荒れた道などでは突き上げ方が気になる可能性があります。
突き上げで酔ってしまうタイプの方は気になるかもしれません。
あとは風通しですが悪くはありません。
少々スマートなデザインをしているため、窓の面積がそこまで大きくなく、開放感が今一歩なのが難点です。
視線の高さは自然な高さのため、問題ないでしょう。
エンジンの振動はこのクラスとしては平均的ですね。
全体として、中の上から上の下くらいの点数で70点といった感じでしょう。
次に走りです。
エンジンは低速からトルクのでるトルク型の実用エンジン、ATも滑らかに変速します。
低速域でトルクが太いのであまりエンジンの回転数を上げることなく、3000回転くらいで走れてしまいます。
ギアもあまり引っ張らず、どんどん変速していくので燃費は良好です。
見通しの良い信号のない直線で気付いたら瞬間燃費計が60km/Lをさしていて、ビビリました。
この数字はさすがに道に緩やかな傾斜が付いてたとか、追い風だったとか複数の好条件が重なった結果でしょうが、
車としての素性が良いのは間違いないでしょう。駆動系のロスが少ない、エンジンの効率が良い、ドライバビリティに優れ繊細な操作に対応できるといった点ですね。
実際、ハンドリングは非常にナチュラルで、挙動と感覚が一致しています。
固めの足回りも非常に信頼できるフィーリングで、しっかりと踏ん張ってくれます。
このクラスのコンパクトカーの中では一番の走りだと思います。
あくまでこのクラスの中で、ですが。
そして内装ですが、今回の車両はLpkg(レザーパッケージ)なしの車両でしたので、特筆することはないんですが、コンパクトカーとしてみれば安っぽくはないだろう、といった感じです。
そして驚いたのはシートの出来のよさです。普段のBMWのシートに比べても違和感がありませんでした。
足回りの出来の悪さを誤魔化すような柔らかいシートでもなく、窮屈でないながらも、体がしっかりと収まる良いシートです。
さすがに表面の布の質感などは値段相応ですが、シートの形状は非常に考え込まれていると思います。
ここまでは絶賛ですが、もちろん欠点も。
まず何よりも狭い。
特に後部座席はフィットとは勝負にならず、下手したらヴィッツより狭いかも。
トランクもこの手のハッチバックとしては比較的狭いですね。LexusのCTと同じくらい?
大人5人乗せて旅行はまず無理でしょう。小柄な女性だけならともかく、男5人は乗らないかと。
あ、でも運転席は広くはないですけど、窮屈でもないです。
実家のヴィッツに乗るといつもハンドルに膝が当たるんですが、それはないです。
というわけで、クラストップの走りのコンパクトカーですね。
若干実用性をスポイルしている代わりに運転の楽しさを重視している車です。
あまり人を乗せないのであればオススメ。