CLA 250 4Matic
2014/5 乗車 7速DCT
運転席
試乗会にて乗車しました。
助手席にはレーシングドライバーの方が乗っての試乗で、1時間ほどかけ一通りの道路状況を試せました。
割と長めの時間、初めての車だったんですが、まったく酔いませんでした。
少し固めの足回りであまり大きな揺れがなく、それでいて乗り心地もよいという車でした。
確かに固めの足回りなので、大きな凸凹があると吸収しきれない感じもありましたが、気になるほどではありませんでした。
それよりも、揺れないことと、車自体が非常にスムーズな動きをするので、とても酔いづらい感じがしました。
さらにシートも非常によくできたつくりになっていて、窮屈でないのにしっかりと体を支えてくれ、ふわふわとした揺れを感じさせません。
初めて乗ったはずなのに、乗りなれた車のようで体の収まりが非常に良く、とてもしっくりきます。
今回は運転席にしか乗っていないので、総合的には判断できませんが、車酔いする人にはお勧めできる車種です。
あと今回乗った車両には自動ブレーキなどを含む総合的な安全装備のパッケージであるレーダーセーフティーパッケージ装着車でしたので、自動ブレーキやレーダークルーズコントロールなども試しました。
クルーズコントロールや自動ブレーキも非常に滑らかに動き、車任せの運転でも酔わないと思います。
ここからは車そのもののレビューに移ります。
今回乗った車両はCLAの中でもAMGモデルを抜けば最上位のグレードです。
基本的には2Lターボエンジンと4輪駆動システム(4Matic)によるドライブトレインと、本革張りの内装、快適装備もフル装備でした。
価格は600万ちょっと。
まず運転してみて驚いたのは、ターボをまったく感じない出足でした。
走り出しからラグが全くなく、同乗のスタッフ(レーシングドライバーとのこと)に、「え、これターボですか?」と聞いてしまいました。
それほどまでにラグがなく、まるで大排気量の自然吸気エンジンのようなフィールです。
ただ、DCTに関してはエンジンのあまりにも素晴らしい出来に比べると一歩劣るかなと。
駐車場を徐行している状況では、トルコンATではないことが分かる程度にはDCT特有のギクシャク感がありました。
ガクガクするわけではないですし、気にしなければ気にならない程度の挙動の違いですが、気にして乗れば「トルコンATではないな」と感じます。
しかし、一度走り出してしまえば非常にスムーズに加速し、2Lとは思えないほどパワフルで、とても運転しやすいです。
ハンドリングにおいてはFRではない感じはするものの、FF特有のトルクステア感もなく、滑らかに動きます。
全体的にFFでもベンツのフィーリングです。重厚で高い車体剛性を感じる車です。
車幅も1800mmないので、最近の車としてはコンパクトで街中での取り回しもよく、一応4ドアなので、実用性は十二分にあります。
後部座席はデザインのせいで屋根が低めなため少々狭いものの、大柄な成人男性などでなければ普通に利用できます。
後部座席もシートのつくりはしっかりとしていて、長時間座っていても、腰が痛くならないでしょう。
さらに、4輪駆動のおかげで、駐車場に入るときの段差なども楽々乗り越えられ、道の整備が雑な地域でも乗りやすいと思います。
実際、この試乗では、コースを走り終えて戻ってきたときに駐車場入口の段差がすごくキツく、ちょっと大変そうだなと思ったんですが、段差のところで「グイッ!」っと車体が前に押し出され、楽に段差を乗り越えられました。
この4Maticという4輪駆動システムですが、基本は前輪100%のFF、そこから道路状況に合わせて50対50まで駆動力を配分するシステムだそうです。
次に内装ですが、Cクラスなどと比べてしまうとそもそもの造りという点で劣る点が存在しますが、今回乗った仕様では内装の革張りがしっかりしていて非常に質感の高いものでした。
デザインも内外装ともにとてもよく、特に外装に関しては非常に洗練されたモードな印象を受けます。
これをサラッと乗っているとすごくかっこいいですね。
写真で見るとCLSに比べ若干チンチクリンな印象を受けることもありますが、実物を見てみるとあまり感じないので、気になるのであれば一度実車を見てみるといいかもしれません。
最後に一つこの車で気になったところ。シフトレバーがコラムシフトなんですが、右側にあります。そこだけちょっと違和感があります。日本車から乗り換えると最初は焦ります。
ここだけ少し気になりました。
流麗なデザインと実用性のバランスが非常によくとられたいい車です。